光ディスク IC
BA5983FP / BA5983FM
!使用上の注意
(1) BA5983FP / BA5983FM では、サーマルシャットダウン回路を内蔵しています。
チップ温度が 175°C(Typ.)になると、出力電流がミュートされ、再びチップ温度が 150°C(Typ.)になると、ドライ
バ部回路が立上がります。
(2) バイアス端子(1pin)は、1V(Typ.) 以下になるとミュートがかかります。
通常使用状態では 1.3V 以上にしてください。
(3) 電源電圧が 3.8V(Typ.)以下まで低下すると内部回路が OFF し、再び 4.0V(Typ.)まで上昇すると立上がります。
(4) サーマルシャットダウン、バイアス端子電圧の低下、及び、電源電圧の低下で、全てのチャンネルの回路にミュー
トがかかりますが、その際、出力端子は、内部バイアス電圧(VCC / 2)になります。
(5) スタンバイ端子電圧をオープン、または、0.5V 以下にすると、その対象のチャンネルの回路全てがスタンバイ状態
になります。
通常使用状態では、スタンバイ端子を 2V 以上にプルアップしてください。
(6) 2 つのスタンバイ端子を共にオープン、または、0.5V 以下に下げると、回路電流をスタンバイ状態にすることがで
きます。なお、切り換わりのスレッショルドは、約 1.4V です。
(7) プリ部の VCCは、パワー部の VCC と同じもしくは、高い電圧を供給してください。
(8) 前段オペアンプのソース電流は定電流であり、また、次段のドライバ入力抵抗 10kΩも負荷として内部でつながっ
ています。オペアンプの外付け負荷抵抗値の設定に注意してください。
(9) 供給電源間には、この IC の根元にパスコン(0.1µF 程度)を付けてください。
(10) IC の GND は、pin 電圧のなかで最低電位にしてください。
(11) 放熱フィンは、パッケージ内部で GND につながっていますが、外部の GND とつないでください。
!電気的特性曲線
20
STN1 : H
STN2 : H
STN1 : H
STN2 : L
10
STN1 : L
STN2 : H
0
0
5
10
POWER SUPPLY VOLTAGE : VCC (V)
Fig.3 回路電流−電源電圧特性
5
4
3
2
1
−3 −2 −1 0 1
−1
−2
−3
−4
−5
RL: 20Ω
16Ω
12Ω
8Ω
4Ω
23
INPUT VOLTAGE : VIN (V)
Fig.4 入出力特性 (ch1, 2)
10
8
6
4
2
−3 −2 −1 0 1
−2
−4
−6
−8
−10
RL: 20Ω
16Ω
12Ω
8Ω
23
INPUT VOLTAGE : VIN (V)
Fig.5 入出力特性 (ch3, 4)